【若者塾】視察研修のご報告~NAGAIロボットプロジェクト~

2012年10月14日(日)
若者塾第13回講座としてNAGAIロボットプロジェクトの視察研修を行いました。


NAGAIロボットプロジェクトでは、長井市近隣の中小企業や技術者が集まり、
ロボットを通した地域おこしとモノづくりの人材育成のための活動をしています。

(参考HP:NAGAIロボットプロジェクト)



この日はプロジェクトが関わっているロボット大会「ナガレンジャーファイティングフェスタ」と「マイクロマウス東北大会」の視察に行ってきました。
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長井市でこのような大会が行われていたということ、ご存知でしたか?

「ナガレンジャーファイティングフェスタ」は足歩行ロボットの格闘大会"ROBO-ONE(ロボワン)"の認定大会で、全国から完成度の高いロボットが集まり、バトルを繰り広げます。

二本の足で上手にバランスをとり、相手に攻撃を仕掛けるのは高度な技術が必要です。また、衝撃に耐えられる強さも必要です。


「マイクロマウス」は小型の移動ロボットが迷路を走り抜ける速さと知能を競うロボット大会です。
制限時間内でゴールまでの最短距離を探索し、なるべく早くゴールを目指します。

マイクロマウスはリモコンで操作をしない「自律型ロボット」で、障害物の位置をセンサーで感じとり、進行方向を自分で判断しなければいけないという高度な知能が必要になります。
また、小型のロボットになればなるほど、その限られた体積の中に必要な機能を納めなければならず、難しくなります。

そんな高度な技術が必要ではありますが、一般の人でもその気になればこのようなロボットが作れてしまうんです!
今回の大会にも、技術者の他に学生やアマチュアからの参加もありました。




なぜ長井でロボットづくりに取り組むことになったのか?
ロボットプロジェクトの仕掛け人、長井市商工観光課企業振興室 横山室長からお話を伺いました。

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長井市はもともと、TOSHIBAの企業城下町であり、電子部品のまちとして育ってきた歴史があります。
電子部品を作るうえで、省力化のためにロボットを使っていました。
また、地元の長井工業高校では「マイクロマウス」の大会出場に長年取り組んでいて、地域全体としてロボットの製作技術が蓄積されていたという背景があります。

このような技術の蓄積は地域の資源であると考え、多方面の技術が必要となる「ロボット開発」をテーマとして、技術開発と人材育成を通したまちおこしのプロジェクトが始まりました。

西置賜工業会(現:西置賜産業会)の若手経営者・技術者で構成する次世代グループが中心となっており、行政の支援や地元高校・大学の協力も得ながらロボット開発を進めています。
ロボワンで上位入賞するロボットも輩出しています。

ロボットプロジェクトが動き出してから、西置賜産業会や長井市の知名度が上がり、モノづくりのための人材も育ってきています。




お話をうかがったあと、大会会場でロボット大会の様子を見学しました。


お話のなかにもあったとおり、会場には高校生がスタッフとして働いており、授業で作ったロボットの展示もしていました。
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このロボットには複数のプログラムが組み込まれており、6本の足(?)を上手に使ってさまざまな動きをすることができます。



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ロボワンの試合ではロボット同士が相手を倒すべく攻撃を仕掛け合います。
攻撃で倒されても人の手を借りずに自分で起き上がる様子に製作者のアイデアを感じました。



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大会後にはエキシビションとして出場ロボットによるサッカーが行われました。


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肩を並べてゲームに見入る子どもたち。
ここで技術者に憧れる子どもたちが将来のモノづくりを担う人材になっていきます。


コートの周りにも個性豊かなロボットたちが集い、賑わっていました。
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***


今回の視察研修では、もともと地域にあった資源に着目し、そこから地域をPRできるものを創り出していこうとする姿勢を学ぶことができました。
また、地元長井市でこのようなおもしろい取り組みをしていたのだという新たな発見もありました。

「地域には資源がある」という目でみると、これまで見えなかったものが見えるのかもしれません。


(ほそかわ)

2012年10月31日 更新

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